東大寺 二月堂十七夜盆踊りに行って来ました。

イベント

シブくてカワイイ仏像グッズのマシュロバです!

まだ東京で働いていた頃、同僚たちと酔った勢いで参加した神社の盆踊りにハマり、その面白さに目覚め、会社帰りや休日に盆踊り大会に繰り出していた20代後半。時には全く土地勘のない場所でやっている超ローカルな盆踊り大会をたまたま電車の中から発見して、わざわざ途中下車して一人でゲリラ的に参戦しに行くぐらい盆踊りにドハマりしていた時期がありました。

そんな盆踊りラバーだったため、奈良に移住した後、あの東大寺の二月堂で盆踊りできるヤバいイベントがあると知り、もちろん奈良に移住した年とその翌年は十七夜盆踊りに参加しましたが、その後は出産やら子育てやらで盆踊りへの情熱は消えかけ、自分の脳内から“十七夜盆踊り”という最高のイベントは記憶の片隅に置き去りになっていました。

気づけばあれから13年。たまたま興福寺さんの天燈鬼龍燈鬼仏下の販売のお手伝いをしに行く日を三連休の中日、9/17(日)に設定してから数日後にふと思い出したんです。あれ?この日ってもしや十七夜盆踊り?!行くしかない!行かない理由がない!という訳で、すぐさま友人をお誘いし、国宝館ショップでの販売の後、春日野園地で開かれているクラフトビールのイベントでビールを飲んでその後東大寺二月堂で踊りまくりましょう!ということになりました。

17日、興福寺さんでの販売のお手伝い終了後、奈良公園で一休みし春日野園地へ向かいました。

天燈鬼龍燈鬼仏下の限定カラー茶色

もう16時も過ぎていたので出店しているクラフトビール屋さんのビールが徐々に売り切れだしギリギリで買えた一杯を自分への労いにと飲み干しました。この広い園地とどこまでも広がる空を眺めながらの仕事終わりの一杯、最高以外の言葉が見つかりません。

最高の一杯

そしてギリギリのタイミングで飲めなかった友人たちと合流し、駅前まで戻り、ビール屋さんでビールを飲み、また東大寺まで戻り二月堂へと急ぎました。

盆踊りが始まる!

時刻は18時17分、フライング気味に始まった十七夜盆踊り!コロナが明けてやっと4年ぶりに二月堂で踊れる喜びが抑えられない人たちの熱気!江州音頭、河内音頭の囃子!これだ~これだよ求めていたのは!と自分の内から沸き起こる感情が抑えられませんでした。しかしものすごく久しぶりの盆踊りだったため、脇で、踊る先輩方をお手本に少し踊って慣らしてから輪の中に飛び込みました。最初はぎこちない動きだったけど踊っているうちにコツをつかんできて昔の勘を取り戻せたのではないかと思います。盆踊りの醍醐味、大衆と一体になる感覚を得て自分の世界に入り無心でぶっ通しで何曲か踊った後、その場で合流した友人と皆で二月堂へお参りをしました。

老若男女が楽しむ宴

二月堂からの景色は最高でした。眼下で楽しげに踊る人たちを眺めなんて素晴らしい行事なんだろうと。少しほろ酔いで程よく疲れた体に染み込む心地よい盆踊りのリズム。これぞエモいという心境なのか、自分の中に出てきた言葉が最近の若者言葉で戸惑いましたがたぶん合っていますよね。

その後はラストまで踊りたかったのですが家へ帰る体力温存のために踊る阿呆ではなく見る阿呆側にまわりました。21時に盆踊りは終わりましたがすぐさまアンコールが始まったので関西の盆踊り好きの血はハンパないぜ!と思いながら帰路に着きました。

暗闇に浮かび上がる南大門

駅までのほの暗い帰り道、祭りの興奮がそうさせるのか、女子4人でここでは書けないような過激な会話をしながら駅までゲラゲラと笑いながら帰ったのでした。そして今、遅れてやってきた筋肉痛に耐えながら十七夜盆踊りの余韻に浸るのでした。

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