仏下新作【お不動ソックス】の制作秘話①

仏下

シブくてカワイイ仏像グッズのマシュロバです!

今年の(令和3年)初め頃から構想していた仏下お不動ソックスですが、当初のデザインと最終デザインとでは大きく異なる点がありました。それは迦楼羅炎(迦楼羅)があるか無いか(そこすんごい重要では?)

迦楼羅炎の迦楼羅とはインド神話に登場する伝説の鳥ガルダが仏教に取り込まれ仏教を守る神となった迦楼羅天のことで、口から炎を吐き、毒龍を食らいます。つまり人々の煩悩を食らう霊鳥とされ、その炎は不浄を焼き清めてくれると言われます。不動明王の背負う火炎は迦楼羅が吐く炎、あるいはそのものの姿とされています。

鳥がいるでしょう

そんな迦楼羅炎ですが仏像ファンにはお馴染みで、よくお不動さまを見仏した際には迦楼羅が何羽いるか?など数えたりするそうです(ちなみに私は数えたことが無かった)

そんな重要な迦楼羅を何故描かなかったのか?!自分でもよくわかりません。

最初のデザインを仏友さん数人に見てもらったところ、“迦楼羅炎”がどこかにあっても良いのでは?と、ご意見をもらえたので光背に差し込みました。やはりお不動さんには迦楼羅がないとですよね。意見もらえてホント良かった。

いつもイラストレーターというソフトで絵柄を描き起こして、そこから靴下の柄の元になるデータへと変換するのですが、その作業がなかなかの苦行なんですね。分かりやすく言うとファミコン第1世代の8ビットの世界を再現する訳です(分かり辛いな)要するにイラストレーターで描いた絵をドット絵に描き直すのです。

これがドット絵だよ

このデータが肝心要なのです。普通は靴下の製造をお願いしている工場の方でデータ化してくれるそうなのですがコストを抑えるために私がデータを作っています(笑)なのでもう慣れましたねこの作業。苦行ではありますが面白いんです。一個のドットを動かすだけで微妙に絵柄も変わってくるのでこの作業が一番神経を使います。でも好き、でもしんどい、Mの人間としては向いている作業とも言えます。

このデータを靴下会社さんに送ってサンプルを作ってもらう訳です。それが靴下の形になって出来上がってくる喜びと来たらアンタァ、クララが立ったー!ぐらいの感動と高揚感なんですよ。

そんな靴下を早くお届けできたらなと思う日々でございます。発売日が決まったらまたお知らせします。

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