【當麻寺四天王トートバッグ】発売!

仏像グッズ

シブくてカワイイ仏像グッズのマシュロバです!

この度、ご縁があり當麻寺四天王立像のトートバッグを作らせていただきました。

大安寺さんの「つぶやき四天王サコッシュ」に続いてまた四天王のバッグを作らせていただいた訳ですが、何故か四天王にご縁があり(邪鬼にも)不思議だな~と思う今日この頃です。

當麻寺金堂の四天王像は白鳳時代に作られた脱活乾漆造り(多聞天のみ木彫で鎌倉時代の後補)で、現存する四天王像の中では法隆寺金堂の四天王像の次に古い四天王像です。見た目は大陸的風貌で法隆寺四天王像の流れを汲んでいますが腰つきなどにひねった動きが加わっており、静から動への過渡期の四天王像と言われています。そしてなんと、四天王には珍しくお顔にヒゲをたくわえていらっしゃいます!初めて見た時、そのダンディな佇まいに見惚れてしまった程です。しかも2メートルを超える大像なので迫力もあり人々を圧倒するオーラを放っておられます。

その大像を支えるのが邪鬼!持国天と増長天の邪鬼は体を小さく丸めて腕を組み、下を見つめ何か物思いにふけているように見えます。じっと我慢して四天王の重さに耐えているのか、それとも踏まれていることは特に気にせず己との対話に集中し自問自答し続けているのか。他の邪鬼には見ない独特なポーズで見ている側の想像を掻き立てます。それとは対照的に広目天の邪鬼はニヤッと不敵な笑みを浮かべ何やら物言いたげに見えます。

そんな四天王像と邪鬼をトートバッグ用のイラストに起こすのですがこれが毎度大変な作業なんです。もちろん由緒ある仏像を自分の手でイラストに出来るなんて嬉しくて光栄すぎるのですがそれが逆にプレッシャーにもなりますし下手なことは出来ない緊張感でいっぱいの中ラフ案を描きだします。

その前に!実物をじっくり拝見し脳内スケッチをして、色々な図録を参考にしてから実際に鉛筆でラフ画を描いていきます。

どんなテイストに持って行くか悩みに悩む…

今回はダンディさとヒゲをポイントにしたかったのでヒゲはベタ塗りにして目立つようにし、全体的にリアルすぎずキャラっぽくなりすぎないテイストで描いてみました。

シルクプリントのインクの色は茶色にして落ち着いたイメージにしています。

トートバッグは當麻寺さんの本堂でも販売していますので参拝の記念にもどうぞ~

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