仏像をイラストにする際に気を付けていることとは?

仏像イラスト

シブくてカワイイ仏像グッズのマシュロバです!

マシュロバではいろんな仏像をイラストにし商品化していますが、信仰の対象である仏さまをイラストにしたりキャラクターにする際は細心の注意を払いデザインしています。

マシュロバオリジナルの場合はイラストにする仏像を入念に調べ、実物を見に行き脳内でスケッチし(だいたいお寺や博物館はスケッチ禁止です)、何個もラフ画を描いて納得のいくものを最終的にイラストレーターというソフトで描いてデータ化します。お寺さんとコラボさせていただく場合も同様で、その仏さまの成り立ちを調べ、実物を隈なく拝見し、脳内スケッチをして納得が行くまで何個もラフ画を出します。その中から最適なものを選んで最終ラフ画にし、お寺さんに見ていただきOKが出たらデータ化する、という流れです。

大安寺さんの四天王さま。ラフから最終デザインまで。ここにある以上にラフ画は描いてます。

特に気を付けているのが仏像のイラスト化の丁度いい具合を見極めることです。どのような商品にどんなイラストを使うかでイラストのイメージが変わってきます。例えば仏下ですと、靴下の網目が何目と決まっているので簡素なイラストの方が適しています。あまりに複雑な形だとイラストを靴下の編み機用のドット絵データにすることが出来ないのでギリギリ表現できるイラストにしています。邪鬼とかお不動さんも可愛らしい感じでまとめていますがあれ以上のリアルさがあると綺麗に編むことは出来ませんし、商品化が難しいです。また、靴下だと色の制限もあるので色数を意識してデザインしています。

邪鬼ソックスになるまでのイラスト経過

基本はその仏像の特徴を捉えながら失礼のない範囲でデフォルメし、親しみが湧くようなイメージに持って行きます。そこの塩梅が非常に難しく、楽しいところでもあります。仏像の種類にもよりますが、リアルに寄せすぎるとちょっと怖い感じが出てしまいますし、あまりにもキャラ化しすぎると失礼にあたったり、信仰のイメージからも遠ざかってしまいます。なのでマシュロバとしてはかなり慎重に丁寧に仏像をイラスト化したりキャラクター化しています。

神聖で信仰の対象である仏さまですから失礼の無いよう、緊張感を持って制作しています。

元々、某大手有名キャラクター会社の下請けでイラストとデザインの仕事をしていたので、そこで培ったノウハウ、技術を仏像イラストに注いでいます。どんなフォルムだと愛着が湧くか、どんな色使いがそのイラストに最適かを見極め、ベストなイラストを作ることに人生をかけていると言っても過言ではないでしょう!(過言かも笑)

とにかく細部までこだわって仏像イラストを描いているのでちょっとでもそれが伝わると嬉しいです。

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