念願の當麻寺聖衆来迎練供養会式を拝みに行って来ました。

見仏

シブくてカワイイ仏像グッズのマシュロバです!

黄砂で空が霞み今にも雨が降り出しそうな雲行きの中、念願だった當麻寺の練供養会式に行って来ました。

練供養会式とは、中将姫が二十五菩薩のお迎えを受け、現身のまま極楽浄土へ往生された様相を表したもので、當麻寺境内に来迎橋がかけられ、観音菩薩、勢至菩薩ら二十五菩薩が現世に里帰りした中将姫を迎えて阿弥陀さまの待つ極楽へ導いていく様子が再現されます。

當麻寺さんとは一昨年にご縁をいただき、今回「當麻寺四天王トートバッグ」を作らせていただいたり、仏下邪鬼ソックスを本堂に置かせていただいたりしています。そんなご縁もあってか、何年も行きそびれていた練供養会式にやっと、初めて参列出来ることになりました。

境内に入ると、広大な敷地の中に出店が出ていて地元の子どもたちも沢山遊びに来ていました。

屋台が出てる!お祭り感

これこれ、こういう地元密着感がいいんだよね。練供養会式は超有名な宗教行事だけど、地元の子は近くのお寺さんで何かやってるなぐらいに捉えていて(想像ですが)なんか屋台もあるし、友達もめっちゃ来てるし楽しいなーとポテトを食べて走り回ってる姿が可愛らしい。

私は埼玉県出身なので身近にこういうすごい行事なんて無かったので奈良に住む子どもの宗教行事ポテンシャルの高さに羨ましさを感じています。

自分の子どもをこういう行事に積極的に連れて行きたいのですが、いつも興味ないっと一蹴されてます。まぁ子どもって大概そんなもんですよね 笑

話が逸れましたが、老若男女が皆いそいそと集まり、練供養会式が始まるのを今か今かと待っている姿はなんだか見ていて尊いです。

1時間半暇を持て余し、ただボーっと突っ立って始まるのを待っていました。

私も今か今かと1時間半立ったまま待っていてトイレはどうしようか行っとくか、いややめとくかなど自分の膀胱の具合を見極めながら練供養開始を待ち侘びていました(結局トイレには行きませんでした。どうでもいい報告)

あこからああやって入って行くんですね

だんだんと開始の時刻が近づき、本堂の脇から今日の主役たちがぞろぞろとお堂に入って行く様子が伺えました。

お神輿の中に中将姫さまが

中将姫さまのいる神輿がお出ましし、ついに練供養会式が始まりました。

荘厳な雅楽が流れる中、二十五菩薩の登場。煌びやかな衣装にキラキラのお面が曇り空をバックにとても映えます。お面はやはり前が見づらいのか、お付きの方が横にいて一緒に歩かれています。

一通り菩薩さまが歩かれたあと、メイン?の観音菩薩と勢至菩薩の登場!腰を落として大股で手を振りながら歩く姿に感動!あの前が見づらい状態でどうやったらあんなに動けるの?しかも幅もあまりない橋の上で。もしかしたら他の菩薩より激しく動くからお面に何か工夫がなされているとか?そこら辺は素人なので分かりませんが、いずれにせよ、ものすごい練習をされてきて今日という日を迎えているのでしょう。そんな豪快に歩く観音菩薩と勢至菩薩の動きに釘付けになりスマホのシャッターを押しまくりました。

本堂から娑婆堂(しゃばどう)へ行かれた御一行は中将姫さまをお迎えしてまた本堂に戻られます。その戻られるお姿も圧巻です。ずらっ〜と二十五菩薩が行列をなす姿は極楽浄土を現実世界に見事に再現されています!これが文献や曼荼羅だけでは伝えきれない内容を衆生に伝えるために編み出した練供養会式なんですね。

先人たちが守り伝え続けた素晴らしい会式をこの目で間近に観ることが出来て幸せでした。

中将姫さまが極楽浄土へ導かれて行き、練供養会式は終了しました。約1時間の儀式の最中、ずっと雲行きが怪しかったのでスマホで雨雲レーダーを見ていたら當麻寺のある葛城市は雨が降っている表示になっていました。でも、雨は降らなかったんです!レーダーは雨を示しているのに降っていない。これはどういうこと?きっと仏様のご加護があったに違いありません。それと皆さんの雨が降らないで欲しいという願いも天に届いていたのだと思います。

これが証拠画像

雨を降らさず終えた練供養会式。神仏の力を感じずにはいられません!

この日、色んな知り合いにも会えました!ホトケ女子こと安達さんを始め、久しぶりに会う方、snsでは繋がっていたけど初めてお会いする方、仏下を愛用しているよ!と教えてくださった方、このような有名な儀式には仏像好きが集まってくるので会えちゃうんですね。

前日には普門寺での仏像三昧、翌日當麻寺での練供養会式と、2日間どっぷりとお寺さん、仏像に浸れ心が本当に満たされました。また、色々行きたい!次はどこに行けるか楽しみです!

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