シブくてカワイイ仏像グッズのマシュロバです!
大阪市立美術館 令和3年9月4日~10月24日、サントリー美術館 令和3年11月17日~令和4年1月10日まで行われる千四百年御聖忌記念特別展【聖徳太子-日出づる処の天子】を見に行って来ました。
大阪で仕事の用があったのでそれが終わり次第、余力があれば見に行こうと思い、元気を付けるため何か美味しそうなものはないかとお昼に心斎橋パルコの地下2階心斎橋ネオン食堂街へ行きました。空腹で彷徨う私の目に飛び込んできた美味しそうな焼小籠包!セットの海南鶏飯と一緒にいただいたのですが鶏飯を混ぜたり小籠包を慎重に食べていたら思った以上に時間を使ってしまい慌てて大阪市立美術館のある天王寺に向かいました。焼き小籠包はそれはもうめちゃくちゃ美味しかったので超おすすめです。
小籠包がどうのとかは本当はいいんです、何故昼ご飯のくだりを入れたかと言うと、この特別展をそんな安易な気持ち(余力があれば見に行こうか、なんて生半可な思い)で見に行ってはいけない!「今日はこの展覧会だけ見に行こう!」ぐらいの心構えで行かれた方が良いと思ったので自戒を込めてと、これから見に行かれる皆様への注意喚起のためにどうでもいい昼飯エピソードを入れました(焼き小籠包は本当に美味しい)この特別展、ものすごいボリューミーかつ濃厚な展示内容なので 気合を入れて見に行く事をおすすめします。私みたいに仕事のついでに…なんて言ってたらヤケドしまっせ!
しかも帰りの電車の時間も気にしながら見たので足早に回ってしまって1時間足らずで美術館を出てきてしまいました。本当はもっとゆっくりじっくり見たかった。この特別展を企画、運営している方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです。実際は全部見るのに2-3時間はかかるはずです。
という訳で反省もしつつ、今回の展覧会で気になった展示をイラストにしてみました。
今まで色んなお寺や展覧会などで様々な聖徳太子像を拝見してきたのですがこのお姿の太子を見たのは初めてで衝撃でした。ひざ丈の裙(スカートの様なもの)を履いている7-8歳ぐらいの聖徳太子です。実はこの像は実際に着物を纏って拝まれる用のお像なのです(裸形着装像)が、ひざ丈に心を奪われて時間の無い中で釘付けになってしまいました。とにかく珍しい太子像なのではないでしょうか?!裸の時はいつも袴を履いているイメージですし、良い意味で裏切られたというか、他の聖徳太子展には出てこないような像で勝負してきてるようなそんな勝手な妄想を抱きました。
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植髪太子!こっこんな聖徳太子見た事ない!!このお像も裸形着装像なのですが実際の毛髪を植え込んだ貴重な太子像です。とにかくこの太子を拝見した時に衝撃が走ったのであえて全身は描かずにお顔のアップだけで鉛筆画にしてみました。ぜひ全身のお姿は実際に生で見ていただきたい。古代の誰かの毛髪に何かが宿っているのか?何か霊気が漂う不思議な魅力が溢れるお像です。もう、蔵出し!聖徳太子祭り(仮)みたいな失礼極まりない展覧会タイトルが浮かんできてしまうくらい貴重な太子像のオンパレード。これを1時間で見てしまった私の罪は海底6000mより深い。
他にも紹介しきれないくらい素晴らしい展示の数々なので行かれる方は前にも後ろにも予定を入れないぐらいの覚悟で(大げさ)見に行かれたら良いかと思います。
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