シブくてカワイイ仏像グッズのマシュロバです!
人って疲れが溜まってくるとふらっと旅に出たくなるものですよね。今年の2月頃に無性に一人旅がしたくなってじゃらんのサイトから予約した日から約4ヶ月。念願の高野山に一人で行って来ました。一人って寂しいようで全然寂しくないんですよ、むしろめっちゃ楽しい!好きな時にご飯食べて好きな時にトイレ行けて好きなように動ける。突然の行先変更だって誰にも迷惑をかけない!約15年ぶりぐらいの一人旅。完全プライベートで仕事や出張じゃないから営業もしなくていい、仕事抜きのほんとのひとり旅。
観光列車 こうや花鉄道「天空」
行きの電車からテンション高めで外を眺めてはニヤニヤ。これから始まる高野山の旅、何が待っているのかどんな出会いがあるのか。期待に胸を膨らませ近鉄電車、南海電車を乗り継いで橋本駅へ。
観光列車「天空」の普通車両に乗り込む。本当は観光用車両のワイドビュー車窓から山岳区間の絶景を眺めたかったのですが、時間の都合で指定席を取れなかったのでやむなく普通の座席から絶景を眺めました(後ろ2両は普通車両で料金はそのままで乗れます)
高野山ケーブル/バス
極楽橋駅からはものすごい急こう配を行くケーブルカーで高野山駅へ。急斜面で目の前が線路みたいな角度を登っていくケーブルカー。すごい馬力。天空の時からだいぶ山を登って行くので何度も耳が詰まった感じになります。その都度つばを飲み込んで解消。耳が弱いのでヒヤヒヤ
高野山駅に着いたらバスで高野山の中心地へ!全ての接続、動線がスムーズなので迷わずバス停まで行けます。ここからくねくねのバス専用道なので酔いやすい方はきちんと前を見て、変な体勢で酔わないようにお気をつけください。
金剛峯寺/阿字観体験
千手院橋バス停で降りて、中央案内所で荷物をロッカーに預けて早速、金剛峯寺へとやって参りました。ここでやってみたかったのが「阿字観」体験!真言宗における呼吸法・瞑想法である阿字観を一般非公開の阿字観道場で体験できます。高野山真言宗の総本山である金剛峯寺でプチ修行体験ができちゃうなんてすごくないですか?私はこれがやりたくて早めに家を出て、11時の回の予約を取りました。
阿字観までの時間、建物の内部を拝見しながらうろうろしているとすごいものを発見!!
なんと、新別殿の横の廊下の奥にポツンと置かれたこうやくんの顔ハメパネルがあるではないですか!こんなひっそりとそして堂々と佇むこうやくんの顔ハメ、やらない理由がありません。一人なので従業員の方にお願いして撮ってもらいました。いい笑顔!嬉しくてたまらない様子が伝わってきますね。
ざっと町全体を見回しても顔ハメ看板は一枚も見当たらなかったのでこれはかなり貴重な高野山の顔ハメだと思います。観光地と言えど聖地である高野山ですからそういう類のものはあまり置いていないのかも知れません。
肝心の阿字観体験ですが、僧侶の方のとても丁寧な指導のおかげで貴重な体験をすることができました。約1時間の体験でしたが終わった後はとても心が落ち着いていて不思議な気分でした。直接お坊さんから指導を受けることができるなんて最高ですよね。
みうらじゅん命名「甘えた坊主」
その後は大門へ!途中道ばたに、みうらじゅん氏が集めているお土産グッズの“甘えた坊主”のモニュメントがあって二度見しました。こんなに大きいものは初めて見たのでちょっとびっくり。何でこんなところにあるのか
大門
とにかくスケールがデカい!誰がどう見ても大門です。金剛力士像もかなり大きいです。ここでやりたかったのが金剛力士あうんソックスとのツーショット?撮影です。
前にピントが合い過ぎて仁王さんが良く見えない 泣
これらの写真を撮るのに合計50枚ぐらい撮りました。必死になってかがんで無理な体勢で撮っていたので周りから見たら結構な不審者です。でもそんなのを気にしないメンタルなので(もう5年くらいこういうことをしているので)納得いくまで撮るのみです。
壇上伽藍
お昼休憩を挟みいよいよ壇上伽藍へ。弘法大師が高野山を開創した際、最初に真言密教の根本道場が開かれた重要な場所です。門の中には珍しく四天王さん四人が安置されています(四天王像の場合は二天だけのパターンが多い)四天王さんすべてをチェックしてもちろん足元の邪鬼さんも観察しました。
持国天の邪鬼の右手がくねっとしていて可愛い。腕だけ飛行機の真似っこをしているみたい。
中門をくぐると金堂があります。中に入ってお参りしようとしたら受付が無人で、拝観料500円を賽銭箱?に入れるセルフ拝観タイプでした。小銭が無かったので一旦、すぐ近くにある御供所で金堂とついでに根本大塔の拝観料500円をまとめて1000円支払いました。ちょっと面倒だと思うので壇上伽藍へ行く時は500円玉×2枚を持っておいた方が良いと思います。
ちなみに、壇上伽藍は時計回りに参拝するのが良いそうです。金堂の次は六角経蔵、基壇の把手(取っ手のような物)を押して一回りすると読経した功徳が得られるという何とも魅力的な建物です。早速、回してみましたがそんなに力はいらず、すぐに他の方も回しに来られたので更に軽くなって楽しい気分で一周しました。回してると他の方も気になるのかどんどん人が回しに来られていました。
弘法大師が日本で密教を広める聖地を占って唐の国から法具の三鈷杵を投げたところ、この松の枝に架かっていたという伝説が残る松の木です。ここに落ちている珍しい3本葉の松葉を見つけたらラッキーだそうで探していたら、なんと発見しました!!
もうお昼も過ぎていたのできっと無いかもなと思っていたところ見つけたので嬉しかったです。お財布に入れとくと金運がアップするとか。
真言密教のシンボルとして日本で最初に建立された多宝塔「根本大塔」。堂内には金色に輝く仏像と極彩色の仏画が安置され曼荼羅の世界が立体的に表現されています。とにかくでっかいです。思っていたより大きくて圧倒される存在感。堂内もきらびやか。
高野山の地形を東西に横たわる龍になぞらえ、このあたりが龍のお腹にあたることから「蛇腹路」と言われる小道を通って次の目的地「霊宝館」へ向かいました。本当は霊宝館へ行くなら蛇腹路を通ると遠回りになりますがあえて通りたかった蛇腹路!
霊宝館は仏像の宝庫!運慶の八大童子が見たかったけど、通常は非公開みたいで残念。
高野山のお土産
そろそろ今回お世話になる宿坊へ向かいながらお土産を物色。THEお土産屋さんみたいな感じのお店は少ないように感じましたが、代わりに数珠屋さんがお土産を豊富に取り扱っているので数珠とお土産を同時に見ながら胸が熱くなる…高野山のお土産ラインナップが昭和感満載すぎ問題。弘法大師キーホルダー、曼荼羅キーホルダー、高野山じゆうちょう。こんなのアリ?!みたいなグッズがてんこ盛りで真言宗の懐の深さを見たような、なんでもあり感が見ていて楽しい。あれもこれも欲しくなってしまいながらも断腸の思いでセレクトしたお土産がこちら↓
これらはお土産の一部ですが良いセレクトをしたなと思ってます。他にも欲しいものがいっぱいあって諦めたものもあるのでまた買いに行きたいと思っています。高野山自体が素晴らしい場所なのにお土産グッズのセンスも良いなんて最高じゃないですか。
そして今回、泊まらせていただく宿坊「持明院」へチェックイン。今変換したら“チェック院”って出てびっくり。ブログがかなり長くなりそうなのでここで一旦、前編を終わりにします。
後編・番外編はこちら
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