シブくてカワイイ仏像グッズのマシュロバです。
京都府伏見区にある醍醐寺。開創1150年を記念して厳選した国宝14件、重要文化財47件を含む約90点の名宝を一挙に公開する展覧会が大阪中之島美術館で開催されています。〜2024年8月25日(日)まで。
醍醐寺、実は行ったことがないんですが、2018年に東京・六本木のサントリー美術館で開催された「醍醐寺展」には行ったと思うんです。が、記憶が曖昧でもしかしたら行っていない可能性もあり、でも行ってる気がするのでたぶん醍醐寺の仏像は過去に拝見しているはずなんです。
それでも今回、どの仏さまも新鮮な気持ちで拝むことが出来ました。人の記憶って信用なりませんね。記憶を司る海馬とやらを何らかの方法で刺激すればその時の光景を思い出すかもしれません。最近は物忘れも酷く、ママはすぐ覚えてないって言う!と子どもに怒られたりもします。年々脳が衰えていくのが手に取るようにわかり、どうしたらいいものかと思うばかりです。
そんなこんなで今回の展覧会ではやはり如意輪観音さまの美しさの虜になりました。何度?見ても惹きつけられる魅力は一体どこから…
やや小ぶりなお像から放たれる艶やかさ。滑らかな造形。6本の腕のポジション、バランスが見事で指の先まで目が離せない。計算された指の角度、合わさる足の裏同士、柔らかな腹。どこを取っても官能的でどうしてこんなに色気が溢れ出ているのか…しばらく如意輪観音さまに釘付け状態でした。
日本以外の女神像なんかはナイスボディな造形で表現されていたりしてわかりやすい官能美ですが、日本の仏像はそこを強調しない。
↑こちらのブログに各国の女神と日本の女神像の違いについて書いています(如意輪観音は女神ではありませんが参考に)
女性的な柔らかさを持つ如意輪観音さまですが、内包したエロティシズムを感じずにはいられません。そのポーズからなのか肉付きからなのか、醸し出す空気から滲み出る艶めかしさは一体何なのか…誰か解明してくれませんか、如意輪観音は何故エロいのかを(失礼な表現とはわかっていますがこれが一番適切)あぁ、今夜も眠れない
如意輪観音さまのことで頭がいっぱい!ですがもちろん他にも素晴らしい仏さまもたくさん展示されていました。
気になったのは「五秘密像」。金剛薩埵の周りに欲金剛菩薩、触金剛菩薩、愛金剛菩薩、慢金剛菩薩が囲んでいる仏画で、その四金剛菩薩は、それぞれ欲望を象徴している仏さまなのだそうです。煩悩即菩提というワードもセットで気になります。
五大明王の大威徳明王像や金剛夜叉明王立像もすごい迫力でした。眼力で◯されそうな恐ろしさ!
今回は前期展示を見ましたが、後期も気になる展示だらけです。
醍醐寺、行かないといけませんね。今回展示されていない寺宝や文化財もめちゃくちゃ気になります。
それと!今回の展覧会の音声ガイドが川島明さんなんです。音声ガイドってあんまり借りないんですが、川島さんの“ええ声”が聞きたくて借りてみました。…めちゃくちゃええ声でした。借りて正解◎ポイントポイントでええ声で案内してもらえるの、気分が上がります。川島さんの音声ガイド、おすすめです!
それと私はあまり詳しくはないのですが、初音ミクの公式バリエーションの一つ、桜ミクと醍醐寺展がコラボをしていて、スマホをかざすと桜ミクが現れるスポットもありました。
事前に娘に桜ミクのコラボグッズをせがまれていたのでクリアファイルを買って帰りました。私はもちろん如意輪観音さまのクリアファイルを購入!
醍醐寺国宝展は8/25まで!
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