シブくてカワイイ仏像グッズのマシュロバです!
奈良県橿原市小綱町にある「正蓮寺大日堂」の猫入り涅槃図特別公開が令和3年9/20.23.25.26の夜に行われました。私はそのギリギリ9/26の日曜に見に行ってきました!
橿原市内に住んでいるのですが正蓮寺大日堂までは、なんとチャリで行ける距離!子ども乗せNO電動ママチャリでかっ飛ばして行ってきました。
こっこんな所にお寺が!?この辺の途中の道までしか知らなかったのでまさか住宅街のど真ん中にお寺があるなんて知る由もありませんでした。
今回の特別公開に気が付かなかったら一生この住宅街に足を踏み入れる事は無かった…
ここを右に曲がるとちゃんと正蓮寺大日堂がありました。
ほっほんとにあった!橿原市の住宅街恐るべし!こんなところに重要文化財のお堂があるなんて!誰も教えてくれなかった…!ただそれが当たり前のように、歴史が生活と隣り合わせの町。奈良は余りにもポテンシャルが高すぎて感覚が麻痺しちゃいますね。
同じ境内にある「入鹿神社」にお参りしてから正蓮寺大日堂に参りました。
中にはご本尊の大日如来さまが!すごい!やっぱり奈良ってすごい!住宅街に鎌倉時代の大日如来と平安時代の持国天と多聞天がいるなんて!
ほんとどうかしているレベル(もちろんいい意味で)しかも今回の特別公開は無料なんですよ!なんて太っ腹なんでしょうね。そしてついに待ちに待った猫入り涅槃図とのご対面。
涅槃図が元々好きなので生でしかも間近で見れるなんて夢のよう…
隈なく隅々まで絵に穴が空くぐらい目を凝らせて見させていただきました(もちろん穴は空けていません)こちらの涅槃図は約270年余り前に当時の檀家さんが寄進されたそうです。すごい檀家さんだ。更に何がすごいかって日本全国でも十数例しかない猫が描かれているんです!ここが超ポイント!
何故猫が涅槃図に描かれることが少ないのかと言うと〝釈迦の使いであるネズミを猫が食べたから〟〝猫はネズミに騙されて釈迦の涅槃に間に合わなかった〟など諸説あるみたいです。
しかし絵師が自分の飼い猫をそっと描いたり、クライアントに猫を描いて欲しいとお願いされたなどの理由で猫が描かれている涅槃図もあるそうなんです。
どさくさに紛れて自分の愛猫描いちゃったり、猫好きのクライアントが猫を何としてでも入れてくれ!金はいくらでも払うから!とか(妄想)猫好きは大昔からいるものなんですね~(ちなみに私は断然犬派です!柴犬が好きです)
そんな素晴らしい仏像と涅槃図を見せていただきタダで帰れねぇなとふと思った私。今回は特別な記念御朱印の揮毫をしていたのに御朱印帳を忘れて正蓮寺大日堂に一銭も落としていない…このままこそこそと帰るなんて、そんな薄情なことできない!
そんな訳で受付で山積みになっていた本を一冊買いました。少しでもこのお堂、それを守る保存会の為になるように!
聖徳太子=蘇我入鹿???歴史は好きですが歴史本は文字が多すぎて難読漢字多すぎて専門用語多すぎて読みながら寝てしまいそうな雰囲気漂いますが頑張って読んでみようと思います。
最後に、私も涅槃図を描いていましてスマホ用の壁紙サイズの涅槃図、絶賛販売中です!
↑よろしかったら覗いてみてください~
コメント