シブくてカワイイ仏像グッズのマシュロバです!
秋晴れの気持ちの良い朝、JR法隆寺駅に降り立った。
最初に出迎えてくれたのはこの方々
一人だったので仲間に入らずにすぐに法隆寺へと向かった、徒歩で。
歩いて法隆寺行くん?と言われるけれど、だいたい15〜20分ぐらいで着くのでそんなに苦ではありませんよ。
途中、笑い飯哲夫もよく行くという洋食屋さんを通り過ぎる。
一人のんびり、朝のひんやりした空気を感じながら法隆寺までの道中を歩く。
まるで一人旅で奈良に訪れているかのような錯覚に陥る。12年前は正に一人旅でここを歩いていたなぁ。
法隆寺に到着。
ここで続々と仏友さんが現れる。皆揃ったところでいざ!見仏ツアーへ!
南大門をくぐり、最初に目に飛び込むのはもちろん、仁王さま!
ポーズがカッコいい!睨みがたまらない!乳首サイコー!と仏像好きの心を騒がせる筋肉ムキムキの門番。
初っ端から食い気味に見仏。法隆寺にはまだまだ数え切れないほどの宝物があるのでスタートダッシュはゆるやかにした方が良い。
五重塔を脇見しつつ、先にタダで国宝が見られる(!)西円堂へ。
ここにはご本尊の薬師如来さまがいらっしゃる。奈良時代に作られた国宝である。なんて神々しい。
聞くところによると、ここは耳のお薬師さんと呼ばれているそうな!そう、私マシュロバは中耳炎にかかって左耳がまだ完全に治っていないので治りますように!と拝んだ。
そしていざ!五重塔のある西院伽藍へ!
日本最古、いや世界最古の木造建築が目の前に建っているという現実。1300年もの間、雨風にさらされながらも堂々とそびえ建つその姿、泣けてくる。
ここに五重塔がある事は当たり前なんかじゃないんだ!その時代、その時代の人々が大切に大切に守ってきたからこそ拝める宝なんだ!
すごい事だ、本当にすごい事だ。鳥肌が立つぜ…
その後、怒涛の仏像三昧がやってくる。
大講堂で四天王の踏みつける邪鬼に釘付けに。
ロン毛でパーマを当てている邪鬼を発見!どこかヨーロッパを感じさせるロココ調のヘアスタイルの持国天の邪鬼。
多聞天の邪鬼は仰向けで寝そべって寛いでいる。その様がまるで足踏みマッサージをしてもらってるかのようなリラックス感を醸し出している。
さらに!特別開扉の上御堂の邪鬼も黙ってはいない!
増長天の邪鬼の手にはなんと!ヘビが握られている!なんで?!どうして?!
持国天の邪鬼は口を開けてほおづえをついている。まるでお花畑にいる少女のようなポージング。
他にも色んな邪鬼を見たけれど、〝ロン毛系邪鬼〟が法隆寺には多いような気がした。
その後は大宝蔵院で百済観音さまや玉虫厨子、六観音を見たり、胸いっぱい、お腹いっぱい。実際の腹はグーグーだったのでお昼休憩に。
ここ、法隆寺がある斑鳩といえば名物竜田揚げ!の定食と悩んだが、そのオレンジ色の麺のビジュアルに惹かれ、柿うどんと柿の葉寿司セットを頼んだ。
味は…ご想像にお任せしよう。もちろん、美味しかったですよ!
昼休憩後にまた法隆寺へ戻り「法隆寺秘宝展」へ。ここでも見ちゃうよね、邪鬼を!
おばあちゃん感漂う邪鬼を発見!ワンレンストレートの、のっぺりロング。ちょっと鬼感は少ないかな。
その後は中宮寺へ。本尊の菩薩半跏像さまの美しさにうっとり。
はー、もう仏像でお腹いっぱい!法隆寺は4回目だけど、そのポテンシャルの高さに驚きを隠せない。
やはり古くからあるお寺は歴史と仏像の数がハンパないのである。これでもか!これでもか!と押し寄せて来る仏像に向き合い、思想を巡らせると見てるこっちもヘロヘロになる。
全身全霊で見仏した後は疲労でいっぱい。それでも心は満たされトキメキで埋め尽くされる。見仏はやめられない!
もちろんこの日も仏下-ぶつした-邪鬼ソックスで見仏!毎回恒例の仏下撮影会♪
皆さま毎回ありがとうございます。今回も楽しく実りある見仏が出来ました。
柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺。
柿くへば鐘が鳴る鳴る法隆寺ではない。
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