仏下 ぶつした
-お不動ソックス-

お不動ソックス

「お不動さん」と呼ばれ親しまれている仏像界の人気者

仏下-ぶつした-お不動ソックスは、かかとに不動明王、足裏に炎をデザインした靴下です。「お不動さん」と幅広い年代に親しまれる不動明王をより身近に、履いているだけでなんだか心強くなるような靴下が作りたくてデザインしました。

【不動明王とは】密教の最高仏である大日如来の化身とされ、心の迷いや煩悩を取り除き全ての人々を救うため忿怒の形相をしています。しかしそれは慈悲深い心があってこそのお姿であり、怖いけど本当は優しい、怒りのパワーで正しい方向へ導いてくれる仏さまです。右手の宝剣で悪や災いを断ち切り、左手の羂索で人々を救い上げ、煩悩を焼き尽くす火焔光背、迦楼羅炎を背負っています。

【ご利益】除災招福、悪魔退散、厄除災難、現世利益のご利益があるとされています。

お不動ソックス

怒りの表情をしていて見た目がちょっと怖いお不動さんですが童子の姿を元にマルっと可愛らしいデザインにしました。

頭の巻髪と弁髪部分はブークレという糸を使いモコモコさせて質感を変えています。後ろに背負った火炎光背には迦楼羅炎もデザインされています。

【迦楼羅炎の迦楼羅とは】インド神話に登場する伝説の鳥ガルダが仏教に取り込まれ仏教を守る神となった迦楼羅天のことで、口から炎を吐き、毒龍を食らいます。つまり人々の煩悩を食らう霊鳥とされ、その炎は不浄を焼き清めてくれると言われます。不動明王の背負う火炎は迦楼羅が吐く炎、あるいはそのものの姿とされています。

更に足裏から足の甲にかけて炎のデザインを配置しています。これは、炭火や火の上を素足で歩いて不動明王の浄火によって煩悩や業を焼き尽くし、招福を祈願する行事「火渡り式」からヒントを得てデザインしました。

実際に履いてみると炎を踏んでいるように見え、サンダルなどの靴と合わせますと炎のデザインもちらりと見えて気分が上がります。 炎を踏んで煩悩を滅し、福が来ますように!

奈良県の靴下会社さんと一緒に作りました

靴下工場にて

奈良県は日本一の靴下の生産地として知られています。そんな奈良の地場産業が盛んな大和高田市で靴下工場を営んでいらっしゃる今西靴下さんと今回仏像をモチーフにした「仏下」を一緒に作らせていただきました。

業界でも高い技術をお持ちの靴下会社さんと なんともニッチでマニアックな靴下が作れることに驚きと緊張を隠せませんでしたが、社長の寛大なお心で企画がスタートし、このような靴下が無事に誕生しました。

確かな技術と品質で作られた、仏像をモチーフにした靴下。この奈良という土地で奈良県の企業さんと一緒にもの作りが出来たことが嬉しくて仕方がありません。
しかも仏像の宝庫である奈良県で。
この有難いご縁によって、仏下が世に羽ばたいて行くことを願っております。

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